スポンサー企業の日本ハネウェル様へインタビュー

Interviewee

石塚 裕昭
石塚 裕昭
セーフティ&プロダクティビティソリューションズ マーケティング ディレクター
日本ハネウェル株式会社

11/15(金)Mobility Transformation -移動の進化への挑戦- では、代表取締役の西巻様にご登壇をいただきまして、誠にありがとうございました。ご参加されてみて、いかがでしたでしょうか?

まず、モビリティの世界は今大きな関心が持たれている分野であるということを、身を持って感じました。今回スポンサードをさせて頂くにあたり、以前から集客予定人数はお聞きしておりましたが、実際に会場に行ってその場で感じる熱気や勢いはすごいものでした。

ご登壇いただいた「技術が変える物流の未来」セッションについてお伺いします。御社はどういった形で物流と関わりをお持ちなのか、あらためて教えてください。

ハネウェルはフォーチュン100社にノミネートされている、インダストリアルソフトウェア企業です。以前インタビューして頂きましたこちらの記事にもある通り、現在4つの事業を展開しており、本セッションに関連するのは、その中の1つであるセーフティ&プロダクティビティソリューションズ(SPS)です。主に業務効率化や安全性向上のための機器や端末(バーコードリーダー、センサー、音声ソリューションなど)の製造及びサービスを提供しております。

これらは様々な業種業態で使用頂いておりますが、その中でも物流というのは大きなターゲット市場です。物流の世界は業務改善の余地が大きいと言われており、今後Eコマースの広がりやテクノロジーの進化が加速していきますと「もっと早く、安全に、効率よく」という課題はこの先、ますます重要視されていくと考えています。

進化する物流に対して、どのようなソリューションを展開していくのでしょうか?

弊社は「安全と効率化」を重視しておりますので、テクノロジーというインフラが整った世界で、きちんと安全に現場のスタッフが使うことができるデバイスとサービスを展開していくことを目指しています。また同時に、パートナー戦略を強化していくことでシステムへの大規模投資をしなくても、テクノロジーを使える環境を整え、大手企業だけではなく中小企業も「安全と効率化」を進められるよう、裾野を広げたいと思っています。

御社もご登壇された物流セッション内で印象に残ったエピソードはありますか?

どの企業様の話も興味深いものでしたが、個人的には楽天様の話は気付きが多かったです。自社でワンデリバリーを構築していこうという話をされていたかと思いますが、目先の数字(今年度の売上やPL等)だけを見て事業を判断するのではなく、長期的な視点で考えられているという点が、非常に面白かったです。

楽天様は物流という業界においては後発ですが、だからこそ今までの常識にとらわれずに斬新な取組を行えるんだなと感じました。今後、人口が少ない地域に対してロジスティクスをどのように設計していくのか、といった課題も沢山あると思いますが、そこは当然フェーズを分けて検討されていると思いますので、非常に今後の取組が楽しみです。そして、同じ業界に身を置く者として、影ながら応援したいと思っています。

当日は様々なセッションにご参加頂いたかと思いますが、物流以外で印象に残っているセッションはございますか?

特に印象に残っているのは、5Gのセッションです。ネットワークのスピードが向上することで、これまで不可能だったことが可能になり、ビジネスモデルやワークスタイルそのものが変わっていくと思いますが、正直なところ「5Gは、まだまだ先のこと」というイメージを持っていました。しかしセッションを聴講し、実は5Gの世界はもう目の前まで来ているということを感じました。弊社はデバイスを提供する企業ですので、当然5Gというインフラに合せて機器を提供していくことが必要ですが、これまで弊社で考えていた事業計画のスピードでは遅いのではないか?と焦りを感じました。

様々な貴重なお話を聞かせいただき、ありがとうございました。
Mobility Transformationは今後も続けていく予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします!