ご参加頂きましたMobility Transformationカンファレンスについて、率直なご感想をお聞かせいただけますでしょうか。
木田:私は午後のセッション「マルチモーダルの進化の行方」から聴講参加させていただきました。セッションでは、ドライブレコーダーで取得したデータで東京中の道路状況が手に取るように分かるということと、今後どのようにそのデータを活用しようと考えているのか、という生々しい話が聞けましたので、技術革新がそこまで進んでるんだとシンプルに圧倒されました。
また、登壇者の方が「それっぽい」ことをフワッと語るような対談ではなく、実際に目先の課題にどう取り組んでいるのか、これからどうしていくのか、と具体的な話が多かったので、私たちのようなアナログな会社にいる身にとっては聞きやすかったですね。
藤原:全体を通して、自動運転を始めとした移動の進化に注目してる方がこんなに集まるのはすごい、と単純に思いました。これだけ多くの方が「移動が変わる」と思っていて、そういった時代に私もいるんだな、と。
木田:私たちのような物流現場にいる立場からすると、実際はCASEだったりというのはまだ遠い存在なんです。言葉は知っていても、自分にとては毎日走らせているガソリン車が一番身近なんですよね。それが、「実はすぐそこに来ているんですよ」というのはとても新鮮で、シンプルにいい形で未来の1ページを見せてもらったなと感じました。
来場者の方の属性を見ても、いわゆる自動車系のイベントとは違い、コンサルや金融といった直接自動車とは関わりのない分野の方にも多く来場いただきました。今の時代のトレンドを捉えようとされている方々が、業界を越えて多岐にわたっているのがわかります。
お二人が一番覚えてる、印象に残ったセッションはどちらでしょうか?
藤原:Closing keynoteですね。車の成り立ちや歴史について語っていらっしゃったと思いますが、馬から始まった移動手段が今は自動車になり、最終的に車ってどういう形になるのだろう、私たちが生きている時代にきっとまた全然違う形になってくだろう、という話をされていて、いろいろな業界や立場の方が車の進化に注目している理由がなんとなくですが分かった気がします。
木田:私たちに分かりやすい形で未来の話をしてくださったのが、志賀様だったと感じました。飾ることなく「こんな事ができたらおもしろい」という話をしていただいて、本当にご自身のピュアなトークを聞かせてもらったなと感じましたね。
また、私としてはいくつかのセッションでは、深い話に入っていく前の段階で終了してしまったので、少し物足りなさを感じてしまったというか、もう少し時間をとって、今後各企業様がどんなことを考えていらっしゃるのか、みたいな話を深堀して聞いてみたかったなと思いました。
なるほど、貴重なご意見をありがとうございました。Mobility Transformationが今後もっとより良いものになるように頑張ります!